借地権の相続

借地権を相続についてイメージが湧きにくいという方も多いのではないでしょうか。相続だけでも大変ですが、借地権にまで触れるとややこしいといった印象もあるでしょう。

借地権は、借家借家法という法律に定められているのですが、建物の所有を目的とする地上権または土地の賃借権を言います。実際は、ほぼ土地の賃借権です。
なんで相続の場合に借地権が特別に問題になるのでしょうか。それは借地権の次の三つの性質が特に問題を引き起こしているのです。

第一に、借地権は家の存続基盤となっているので、存続期間が長く更新が前提となっているということです。だから、途中で相続が起きたら残りの期間どうするのっていう問題が出てきます。第二に、借地権の譲渡には地主の承諾が絶対条件とされていることです。借地権を譲渡するときにとにかくこの地主の承諾が問題になります。第三に、借地権は公示されないことです。借地権を土地の登記簿に登記することはできるのですが、登記には地主の同意が必要です。地主が余計な登記を好むわけもなく、普通は登記されません。建物を相続したけど、借地権がなかったなんてこともよくあります。

このように、借地権には独特の性質があり、法律関係が複雑になりがちです。そして、借地権を相続するとなったら複数の相続人が絡みさらに問題は複雑になります。だから借地権の相続トラブルは多くの人が抱えているのです。借地権を相続したら専門家に相談することが絶対となります。